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2012年3月3日土曜日

Windows8(Consumer Preview)を試してみた―使用編

前回のエントリに引き続き「Windows 8 Consumer Preview」のお話です。
今回はインストール後、特に(個人的に)目を惹いたトコロをまとめていきます。


 

まず、インストール直後に出迎えてくれるのは、Win8最大の特徴とも言える「Metro UI」のスタート画面。
Metro UIはご存知のとおり、Windows Phone 7のUIとして採用されていますが、Win8にも採用される予定です。
基本的にタッチパネル操作向けのUIなのでマウスやKBといった従来どおりの入力装置だとやや不便に感じることもありますが、やり辛過ぎて投げ出したくなるようなことはありません(今のところ)。

スタート画面に表示されるアプリケーションのタイルは、後述するStoreでアプリを購入するか、
スタート画面右クリック→「すべてのアプリ」→好みのアプリを右クリック→「このアプリをタイルにピン止めする」
という操作により、追加することができます(写真の「ペイント」は追加したもの)。


こちらがインストールされているアプリケーション一覧。
従来のWindowsで言うところの、スタートメニューの「すべてのプログラム」に値します。


こちらはWin8のデスクトップ画面。Win7βで話題になった例の魚も健在です。
タスクバーはWin7と同じデザインですが、スタートボタンがありません。
画面左下端(写真のIEアイコン隣)にカーソルをもっていくとポップアップで「スタート」がでてきます。


アプリを複数起動している状態で画面左端にカーソルを持っていくと、起動中のアプリ(MetroUIで動作しているもの)が表示されます。右クリックで閉じることが可能です。
気になるのは、スタート画面もひとつのMetroアプリと同じ扱いだと言う事・・・。


画面右端にカーソルを持っていくと、簡易スタートメニューのようなものが現れます。
シャットダウン・再起動など電源管理はここの「設定」から行えます。


こちらは次期IEとなる「Internet Explorer 10」。
Metro UIでもデスクトップでも利用可能ですが、FlashなどプラグインはMetro UIでは利用できません。
デスクトップ版IE10のUIは、IE9とほぼ同一です。


エクスペリエンス・インデックスも健在。
メモリが64bit版最低要件の2GBにも関わらず、スコアは5.5と微妙に高いような気もします。


タスクマネージャの画面です。
使用率がグラフっぽくなってたりして視認性は向上しています。


タスクマネージャその2。
おそらくもっとも需要のあるであろう使用率などの情報が大きく表示されているなど、こちらにも改善が見受けられます。


こちらは「Store」アプリの画面。
ここからMSの認証を受けたアプリをDLすることができる、いわば「AppStore」みたいなものです。
現時点では本当に数種類しかありませんが、製品版登場時にはもう少し増えてるでしょうか。


Metro UIでのコントロールパネルに値する「PC設定」。
こちらの画像は「ようこそ画面」の設定です。
ようこそ画面は上に画面をスワイプすることでパスワード入力画面が現れます。


Win7で言うところの「デバイスとプリンター」画面。
一通り、Win7(WS2008R2)で使っていたデバイスは自力でドライバを落とすことなく認識しました。

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以上、Win8を一日触って面白かったところを画像付でご紹介しました。
期待の新Windowsと言われているところですが、第一印象としては「まとまりがない」というのが現状です。
というのも、MetroUIにおけるアプリとデスクトップで使えるアプリの使い分けなどが面倒臭く、正直「Metroか従来UIかのどちらかでいいんじゃないか」という気さえしてしまうのです。
Mac OS X LionがiOS的UIを取り入れてもなお一体感を残しているのに対し、Win8はMetroUIを導入した結果、水と油のように従来のUIとMetroUIが分離してしまった、そんな感じがします。
従来のアプリケーションとMetroUIにおけるアプリの互換性がある程度保たれれば、そんな感触もぬぐえそうな気がしますが・・・。

とにかく、製品版でどれだけ一体感を取り戻してくれるか、個人的にはそこに期待です。


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最後に、「Win8 マイクラ」でこのブログがヒットしていたようなのでマイクラ起動を試してみました。

結果は、NG。
ですが、エラーメッセージのとおり、グラボのドライバが悪さをしているようなのでMS標準からグラフィックドライバを専用のものに入れ替えれば動作するのではないかと思われます。


BF1942など古いゲームをいまだに抱え込む私にとって、新しいOSの登場は少し複雑な気持ちでもあります(互換性的な意味で)。

2 件のコメント :

  1. 自分はVMwareに入れてみましたが水と油という表現は的確ですねぇ。
    MetroUIのアプリで画面上端ポイントしたらタイトルバーが現れてウインドウ化したり閉じたりできる、みたいにシームレスな感じにしつつまとめてくれるといいのですが...

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    1. 実際使ってみると「ここってタッチパネルじゃやり辛くないかなぁ」とか「ここはマウスとキーボードで操作する気にならないなぁ」とか、ちぐはぐな所が結構見つかるんですよね。
      製品版ではもっと纏まったUIになってると思いますけど。

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