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2013年5月23日木曜日

OLYMPUS-35Sがやってきた

オリンパス製レンジファインダーカメラ、OLYMPUS-35Sがやってきました。

個人的に、クラシカルなフィルムカメラを使う理由の一番大きな点は「撮る楽しさ」がデジタルカメラ(というか、AE/AFカメラ?)より大きいと思うからです。もちろんボタンひとつで自分の思うままに写せるデジカメも素晴らしいのですが、真鍮ボディの重みや撮影にリズムをもたらしてくれる巻き上げという儀式など、昨今のデジタルカメラではなかなか味わえないような体験が、何よりもクラカメの価値を上げてくれるのだと思っています。

さてそんな長ったるくて知ったかぶったような、初心者にありがちな(?)つまらん主観論はさておいて、オリンパスのフィルムカメラです。

1955年発売のOLYMPUS-35S。近所に越してきた方のガレージセールで出会いました。
個人所有で大切にされていたようで、シャッター羽根に油が滲んでいた以外の不具合は特に無し。
レンズをバラしてベンジンでフキフキしてカンペキです。

レンズはE.Zuiko 4.5cm F2.8。5枚構成のズイコーレンズは持病のクモリも見られず快調。
シャッターは精工舎のMX。最速1/500ですから現代でもほとんど不自由しないでしょう。

というわけで、生産終了が噂されているKodak GOLD 100を詰めて試写へ出かけました。

保線
フードつけていますが、逆光でもなかなか粘ってくれるご様子で。

八王子俯瞰
八王子セレオの屋上より。実はレンズ分解時にヘリコイドのレバーがズレてしまって無限遠が出切っていない状態だったのですが、まあそれなりに・・・・・。

まっきいろ
ヘリコイド調節前に接写してみた写真はほぼすべてピンボケでしたが、このコマは奇跡的というべきか、割と花にピンが来ている気がします。まあ、裏を返せばキッチリ二重像を合わせてなかった(=本来ならピンボケ)ってコトなんですけどね。

撮影してて本当に楽しいカメラです。スペック的には何ら変哲のない国産レンジファインダーカメラなのですが、微妙なボディのカーブも不思議とすぐに手に馴染むし、何よりキッチリ写ってくれる。
今はネオパンSSを詰めて通学の伴となっております。大切にしてあげたいですね。

嗚呼、国産レンジファインダー沼よ.......

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