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2013年1月4日金曜日

東京から佐賀まで鈍行で旅をしたまとめ

青春18きっぷを利用して東京⇔佐賀(唐津)の旅をしてきたので、備忘録も兼ねていろいろ簡単にまとめていきます。



なんて唐突に始められてもワケわかんねえよと思われるでしょうが、冬休みを利用して、年末年始、東京から佐賀の祖父母宅までひとり旅をしてきました。

鉄道好きな方ならもちろんのこと、旅をよくされる方ならご存知の「青春18きっぷ」。ググれば情報はいくらでも出てくるのでコレについての説明は割愛しますが、調べてみたところ青春18きっぷ及びムーンライトながらを利用しての東京⇔博多間移動についての情報があまり見つからなかったので、じゃあ自分でまとめてみようという話です。

半分私のメモみたいなものですので分かりづらい部分等あると思いますが、もしよければ参考にしていただくと嬉しいです。

///前提として、青春18きっぷ、ムーンライトながら指定席券は取ってあるものとします。
///情報は2012年12月末時点。

///ちなみに私は18きっぷによる鉄道の旅はこれが初めてでした。

<時刻編~あると思うなメシ、厠>

手段がどうであれ、旅でもっとも重要なのは行程です。鉄道を利用するならば接続なども考慮しなければならないので尚更重要となります。

上の表は今回私が組み立てた行程表です。
私の場合、駅泊や途中下車を一切考えず当日中の到着を目標としているので乗り換え時間に大きな余裕がありません。ご覧の通りほぼ24時間、列車内にいる設計です。
乗り換え時間がシビアなので食事やトイレをマトモに済ます時間はありません。副題にもある「あると思うなメシ・厠」とはそういう事なのですが、青枠及び赤枠で囲った区間は割りと乗り換え時間に余裕があり、かつ駅周辺およびコンコース内に弁当屋や充実したキオスク、コンビニがあることを示しています。
(日付欄にあるスタンパーもどきの数は18きっぷの使用枚数を示している・・・つもりです。計3回分でした。スタンプも色やデザインが微妙に各所で違ってて面白いです。)

たとえば下り線の場合、大垣駅北口すぐにローソンが、南口すぐにサークルKがありますので朝食の調達が簡単です。山陽線内は乗り換え時間がシビアかつあまり店がないので、昼食や間食も大垣駅で調達しておくのがオススメです。もちろん東京駅、あるいは自宅から食料を持って行くのもいいでしょう。
小倉駅では2Fコンコースに駅弁屋があるので、名物かしわめしをはじめとする充実した食料を確保できます。佐賀方面へ引き続き向かう場合、博多駅周辺のコンビニを利用することもできます。

上り線であれば、下り同様小倉(表では西小倉となっていますが、鹿児島線は本数がそれなりにあるので小倉で降りて一本遅らせても多分大丈夫のはず)で駅弁が調達可能。さらに九州を抜けて下関駅では駅構外に駅ビルがあり、各種ファストフードやスタバでリッチな飲料の調達も出来ます。
姫路駅も巨大な駅ですのでキオスク、構外にはコンビニ等もあります。
大垣駅では下り同様、コンビニでの調達が可能です。

食料のことを考えずに出てしまうといずれ強烈な空腹とそれに伴う腹痛に苛まれ、地獄のような24時間になってしまうのでこまめな調達をオススメしておきます。


トイレですが、一応ほとんどの車両にトイレはついています。しかし公衆便所と同様臭くて使いたくねえだとか和式は腰が痛いから使えねえ(新快速は洋式だったような...)だとか、色々考えられますのでやはり余裕があるときに済ませてしまうのがベストです。
第一、せっかく座席取ったのにトイレに立ったら案の定席を取られてしまい、残りの2時間立ちっぱなしなんていうのも辛いですからね。

当然といえば当然なことしか書いてない気がしますが、その当然が結構重要だと身を持って感じました。
ちなみに「あると思うなメシ、厠」はとある歴戦18きっぱーの方から頂いたお言葉。乗ってみるとなるほど確かにと納得されられました。


<持ち物編~軽く小さくスマートに>

やっぱり基本的に「軽く小さく」がベストです。私の場合祖父母宅に着替等を宅配してしまいました。
ホテル泊まりだとそうはいかないことが多いと思うのですが、そしたら小さめのスーツケースやボストンバッグ、身の回りの品を入れる小さなカバンの2つくらいにしておければいいと思います。撮り鉄しにいくと思しき3人程度の集団がやれ三脚だ、やれ衣類だとそれぞれ5つくらいカバン持ってた気がしますが、網棚にも乗り切らんし足元にも置ききらんし、非常に辛そうでした。少なくとも私だったら辛い。

肝心の中身ですが、私の場合はカメラ、小説、手帳、モバブ、使い捨てカイロやマスク、薬やその他諸々といったもので埋まりました。
カメラはデジイチですがパンケーキレンズ1本だけ。本は車内での暇つぶし。モバブは絶対にiPhoneの電池が持たないので(実際に2.5回分きっちり使いました)。

これに携帯時刻表があると尚よかったかな、と個人的に思いました。
実は上り復路のとき、三が日は休日ダイヤだということをてっきり忘れて平日ダイヤで行程を組んでしまい(つまり前掲の行程表の復路分は三が日及び休日では通用しません!ごめんなさい)、一本目の筑肥線から予定が狂ってしまいちょっと慌てました。即座にiPhoneでジョルダンを開いてその場しのぎの予定を立て、何とか大垣発のMLながらに間に合いましたが、時刻表を常にちらちら読んでいれば早いうちに気付けたんだろうなあと少し後悔。


<暇つぶし編~諦めが肝心>

あと、車内での暇をいかに巧く潰すか。それは「割り切ること」だと確信しました。
いくら焦ったり愚痴っても普通電車は全部の駅に止まっちゃってくれるし、新快速も距離は200km以上あるので諦め、割り切ってしまえば却って楽になれます。
ぼーっと車窓を眺めているといきなり海が現れてちょっと高まったり、聞き覚えのある駅名がアナウンスされてちょっと目が覚めたり、あるいは延々とつづく田園風景に次第に吸い込まれて、気付いたらもうすぐ終点乗り換えなんてことがいくらかありました。
振り返ってみると24時間列車内に居るのも割りと苦にならないな、と思ったりも。

夜間は本を読むなりネット見るなり、やっぱり寝るなどしていれば自然と慣れてきます。西の鉄道はほとんどクロスシートなのでロングシートばかりな都民だったりすると余計くつろげるかも。



<結論>

鉄道による旅というと途中下車してノンビリ行くのが定番みたいな感じがしますが、案外24時間ぶっ通しで急ぐ旅もありなんじゃないかと思いました。
乗りなれない車両や写真でしか見たことのなかった明石大橋、在りし日の京王線もびっくりのカッ飛び新快速、結構道中楽しめました。
逆に、事前の準備でいかに充実するかが決まるのも痛感しました。実際コンビニがどこにあるかなんて到着間際になってiPhoneで調べたりしてたので往路は割りとバタバタしてました。

まあ、でも、無事佐賀まで行って帰れたので個人的には大大大成功です。
またやりたいかも。


***次のエントリでは(気が向けば)佐賀で何やったかとか書くかもしれません。

1 件のコメント :

  1. 参考になります。
    ありがとうございます♪( ´▽`)

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